インターンが一ヶ月弱すぎて、一度振り返ってみたら、「普通のサラリーマンてこんな感じかね」という感じだ。
やっていることは、結構チャレンジングで面白い。頭を使うし、「むーん」と考え混むこともある。ただそれに対して一つ一つ答えを出していって、それが信用を得ていって、「君の好きにやっていいよ」と言われるようになるまでの過程で色々なものを学んだ。(逆にそれがすぎて現在自由野放し状態である。私は嬉しいんだが、私がいなくなった後この人々大丈夫だろうか。。。などとえらそうに考えている)
一方で、ちょとゆるい、と思うことも多い。それ自体がコンサルティングに毒された考え方なのだが、一つ一つの意思決定、行動までが、驚くほど遅い。加えて、みんな責任取りたくないのか、絶対えらい人が「ええよ」というまで一切動かない。「自分はこう思う」が、あまり存在せず、存在しないからそれに基づいて「見切り発車」することはない。以前の私だったら、80%正しいと思ったら見切り発車した。20%の確率で無駄作業になるけど、それで前に進む物事の量を考えたら、トータル期待値アウトプットは見切り発車しない時より大きい、という考え方だからだ。しかし、この組織というのは何事をとっても特に厳しい締め切りがなく、「大体この辺を目指して、無理ならいいよ〜」というふわふわした感じだ。
それが、ポジティブに働くこともあるのは確か。ここしっかり頭使いたいと思ったらとことん考えることができる。また、締め切りに追われて青い顔をしてデスクで冷たいご飯を食べながらパソコンにかじりつく必要はなく、同僚と「仕事以外の話」をすることがたくさんできる。そこから人間的に学ぶことは実は結構あった。多分家庭を持っていたらなんとか両立している自分も想像できるし、実際そうしている人が周りにいっぱいいる。
多分、私が欲しいのはバランス。やっぱり、高い視点の人と仕事をするのは楽しいし、みんなが一定の目標に向かって頑張るスリルは、捨てがたいのが本音。一方で、それが度を越したところから来たんだな、ということも感じる。それって本当は1か0じゃなくて、それ以外の世界に自分の居場所をしっかり持つことが、後ろめたくない場所があるはずなのに。