Authenticityという言葉はこちらで覚えた。
特にリーダーシップ論とか、今とっているコーチングの授業でよく出てくる言葉だ。言葉通りには「自分らしくあること」。
これが、言葉以上に難しい。なぜなら、実際のビジネスではいかに自分を「自信があるように見せるか」「プロフェッショナルに見せるか」を叩き込まれてきた。それは、必要性を理解してはいたものの、私には何か自分に嘘をついているような感覚を覚えさせた。「自信は無いけど、自信あるように振舞わなければいけない」「まだまだヒヨコだけど、プロとして振舞わなければいけない」というプレッシャーとの戦い。。そんな中で、Authenticityがリーダーとして重要だなどと言われれば大混乱である。どうしてほしいねんと。
ただ、この概念はもう一層意味合いが深くて、いろんな要素に分けられる。その中で特に重要であるのが、Consistantであること。以前仕事をした中で、「この人絶対二重人格」という人が結構いた。プライベートと仕事のモードが明らかに違うというか別人で、もはやその使い分けができることを誇りに思っていた。しかも、社風としてそれを誇りに思っている節が否定できないことがあった。メリハリ、と呼ぶらしい。私はというと、すげーいつか自分もちゃんと仕事人格ができればいいなと思っていた一方で、そういった二重人格の人はちょっと苦手だった。腹の中で何を考えているのかわからないとでも言おうか。
そんな中、AuthenticityはConsistantでないといけないのだ、というハーバードの論文は、ちょっと納得感があった。全てをさらけ出す必要はないし、どの部分の自分を出すかはその都度選べばいい。でも、自分が信じることには自分もコミットするし、部下から「この人Authenticだな」と思ってもらえないと、自分の本当のフォロワーは絶対にできない。自分のフォロワーがいない人は、本当の意味でのリーダーにはならない。
本当の自分を誰に、いつ、どこまで出すのかが本当に学ぶべきスキルであり、それは「仕事人格の構築」とは一線を画す。また、このAuthenticityのコントロールは生まれつきではなくて、学べるものらしい。自分を良く知ること、他人を良く知ること、他人を知ることで、どの部分の本当の自分が、その人と繋がれるかを導き出すこと。どう考えても一朝一夕でできなさそうだが、久しぶりにほほーと思ったので記録しておくことにした。
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