結局好かれるのは聞き上手だという話
ベイエリアに帰ってきてからMBA受験希望の方とのCoffee Chatも含めて人と会う機会が多く、こんな当たり前のことに改めて「そうやなあ」と自戒も込めて思いました。
やっちゃいますよね、悪気がなくても人の話を自分の話にすり替えちゃうこと。「あーそれ分かるー」と言いつつ、気が付いたらその人の話じゃなくて、自分の話してしまってそれで盛り上がって「ん?なんの話してたんだっけ」と思うこと。これ、もちろん私も含め老若男女で経験があります。
人はつくづく、「自分の話がしたい動物」なんだと思います。それは、時に承認欲求だったり、時に溝を埋める努力だったりしますが、人がそれをするのを見て、それが話し手に与える影響に気がついたりもします。
一方、後から「あの人、良い人だったなあ」と思うのは、概して聞き上手な人であったことに気がつきます。そして聞き上手とはただ静かな人ではなく、人に興味があって、その人を理解したいと思って話を聞く人なのだと気がつきました。こんなこと頭では分かっていたはずなのですが、それが優雅に実践されるとどうなるのかを目の当たりにして、少し感動しました。そういう人達は、「自分の話がしたい動物」という人間の本来の性を乗り越えた、一歩本当の意味での大人なのでしょう。
大阪人の (話したくて仕方がない)という性をぐっと乗り越え、彼らのような素敵な大人になるべく、少しずつ努力したいなあと思った新年明けでした。
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