2015年9月25日金曜日

病気になること、生活が変わること

歯が欠けました。

前歯の裏側で、全然気がつかなかったけど、ちりちりする違和感を感じて恐る恐る鏡で裏側を見てみると・・・ 

虫歯の治療等々はアメリカに来る前結構やったので、まさか歯が欠けるとはショック。。漫画みたいにがーんってなった。なんでかって、海外で治療を受けるのは結構不安。技術もわかんないし、知り合いの先生もいないし、どれくらいお金がかかるのかもわかんない。周りの人に慰められながら、来週なんとかサンフランシスコ市内の日系医師に予約を入れました。


病気っていうほどではないんやけど、なんだか気分が落ち込んでしまった。何するにしても歯の裏側が気になる(!)という弱い心の持ち主であることを再認識した上で、健康の大切さを改めて感じていたそんな時、北斗晶さんが乳癌になったとのニュースを見た。特に北斗晶のファンではないんだけど、彼女のブログを見て若干衝撃を受けた。

そこに書かれていたのは、なんでもない日常が一気に変わってしまうという恐怖。昨日まで普通だと思っていた「いつかしたいね」が、とんでもなく難しい夢なってしまうという事実。そんなことって本当にあるんだ、と呆然としてしまった。それってどういう感じなんだろう。歯が欠けたくらいでうじうじしている私には全く想像できない感覚だった。

毎日が普通に過ぎていると、いろんなことが当たり前に思えてしまうんだけど、それらが奇跡の上に成り立っていることも多い。忘れがちだからこそ忘れないようにしないといけない

2015年9月15日火曜日

うかうかが服を着る

今日なんとなく授業を受けていてふっと思った。

これってすごくない?

なんでもない授業で、もはや若干頬杖をついて受けていた。ぐるっと回りを見回してもう一度、

これってすごいやん!

一年前この瞬間、正直一寸先も見えなかった。まだTOEFLのスコアさえ出ていない状況で、やっと受験を考える学校を絞ったくらいだった。海外の学校に行く、なんてことが、あまりリアルに想像できなかったし、仕事をしていない自分は一切想像できなかった。まさか一年経っただけで、当たり前みたいに教室の机に座っているなんて。タイムトリップした感じがした。

毎日が超高速で過ぎて行くだけに、気がつくと時間が手の隙間から通り過ぎて行ってしまいそう。気が付いたらきっとまた違う場所にいるのかもしれんな、と本気で思った。ちょっとサボり気味の日記もしっかりつけなあかんな。うかうかが服を着て歩いているような性格なんだから


2015年9月4日金曜日

気がつけば1ヶ月過ぎてた

時が過ぎるのは早いとはまさにこのことで。気がつけば授業が始まり、アメリカに来てから一ヶ月が過ぎていた。素直に感想を述べると手放しで楽しい。毎日違うことを学んでいるし、自分に対して割く時間は圧倒的に増えた。私の留学が普通と少し違う部分をいうと、やはりカナダと比較することだろうか。どちらも純じゃぱとしての留学で、圧倒的な差を感じている。こういった感覚は時間が経つと薄れてしまうものだから、早めに書き留めておくことに決めた


*人の忍耐性の違い
とにかく、少なくともうわべだけは確実に温かい。町の人も、学校の人も、私の発言に対して非常に真摯に向き合ってくれる。カナダではほぼ感じたことがなかった感覚。。もはや自分以外は全部敵とまで思うに至ったほど、カナダでは非常に排他的な気分を味わった。おそらくカナダのモントリオールという、非常に特殊な環境でフランス語が話せないという、まさに一面敵だらけの場所と、様々な国からの移民を受け入れ、人種のサラダボールとまで言われた場所との差だろうか

*スタート地点の違い
以前カナダでは突然やってきた留学生だった。すでに数年かけて確立された人間関係に自分の場所を見つけるのは大きな苦労を伴うものだった。しかし、今は違う。皆が同じスタートラインに立って、自分の居場所を見つけようとしている、そういった意味で、疎外感を感じにくい環境が整っているのかもしれない

*プレゼンスの違い
こればかりは会社に感謝しなければいけないかもしれない。以前のカナダ留学の際は「よく分からない日本人」だった。そこに対する差別も手伝って、私の言うことに興味を持つ人は非常に少なかった。その中で価値を少しずつ作っていって、なんとか自分の立ち位置を確立するという、流血に近いプロセスが必要だった。一方今は、こちらで名の通った企業で経験を積んでいて、「期待値」が上がっている分、非常にスムーズに会話を始めることができる。加えて、いつの間にか伸びていた英語が手伝って、自身をもって前を向いて自分の立ち位置を示せるようになっていた。

とはいうものの、カナダで人生初の大きな背伸びをしたことが、毎日生きているとひしひし感じる。グループワークにしても、発言を求められても、そのエネルギーになっているのはカナダでの辛い経験から得たものだと思っている。カナダでは、まずグループに入れてもらえなかったっけな。。。とか、課題がむちゃぶりで辛すぎてトイレで泣いたっけ。。。とか。でもそれを流血しながら乗り越えて、最後は胸を張って帰ってきた経験があるからこそ、今以前に増して前を向いている

あとは、ここからもう一度大きなジャンプをしなければいけない。環境が整っているからこそ、背伸びしやすい環境にあるはずなんだから