2016年9月27日火曜日

アメリカ大統領選挙:ディベート

アメリカの政治はなんだかコメディーショーみたいである。

アメリカ国民ではないので別に選挙権を持っているわけではもちろんないんやけど、周りが盛り上がっているからアメリカの大統領選挙関連のイベントにはたまに出たりする。こっちに来た頃はそれこそ「大統領選??それって誰でも出れるの?」っていう状態だったけど、あまりにも周りが話すのでそれなりに基本的なことや選挙の仕組みも前より分かって、これがどれくらい大事な話なのかも前よりは分かってきた、はず

そして、今日遂にヒラリーとトランプのディベートがあった。学校でPolicy Club 主催のDebate Watchがあったので、50人ほどのクラスメートと一緒に、二人のディベートを見た。

正直、トランプは何言っているかわからなかった。同じことを何回も繰り返して(e.g., シカゴではxxx人毎年銃で死んでるんだよ!っておそらく1分に3回くらい言ってた)しかも、質問に答えていたかと思ったら、全く違う話をいつの間にかしている。堪忍袋が短い私は、これを友人にされたら若干切れそうである。ほぼ、トランプが話していた印象で、なんだか子供の喧嘩みたいだった。

なるほど、この人が大統領になったら大変ですね、と他人事の様に思っていたけど、かといってヒラリーが何をするのかよくわかった訳じゃなかった。でも、なんだか「圧倒的にトランプよりまし」という印象だ。「まし」な人が大統領になって、いいんか。。と他人事なのにちょっと不安になる。いや、アメリカの大統領なんだから、他人事とか言ってる場合じゃないな。でも、オバマの後に大統領するって、きっと大変やろうな

そもそも私のアメリカの政治知識はほとんどないしそもそもそれほど熱心に勉強した訳ではないので、知っている人が見たら今日の印象が変わるんだろうか。でも、日本みたいに「誰が総理大臣になっても一緒だよー」というやわっとした諦めに似た空気ではなく「やばい」という切迫感がアメリカの選挙にはある。メディアでも圧倒的に取り上げるし、そもそもアメリカ人が政治の話するの好きっていうのもあるだろうし、でもこの政治に対する切迫感は今の日本にちょっとあってもいいかもしれない。

西海岸という特殊な場所がもたらしていることかもしれないけど。トランプ好きって言ったら袋叩きにあいそうな雰囲気が校内にもある。ディベート中にトランプがちょっとバカなこと言った後の爆笑嘲笑がすごすぎて、(きっといるはずの)トランプ支持者はどんな気持ちでここの空気吸ってんだろうと、ちょっとかわいそうになったりもした

2016年9月23日金曜日

ミニレース

ミニマラソンに参加してみた。

参加してみた、といったら殴られそうである。なんせ5キロ程度の超超ミニレースだった。でもゼッケンとかもらって、表彰式とかもあると、普段ジムで走る距離と大して変わらないはずなのに、走った後の達成感はそれなりにあったりした。

距離が短いからか、参加者は本当にいろんな人がいた。それこそ、5歳ぐらいの男の子から、ベビーカー押しながら走っている人とか、おばあさんとか、誰かと一緒に走るってやっぱり楽しいなあ

あと、ゴールラインに近づく人を、レースが終わった人が応援している様子はなんだかとってもよかった。スポーツは人を近づけるよね

2016年9月15日木曜日

そんな時期

自分の将来について考えることが、増える時期になっている。周りがまずざわついている。一番簡単な人は、夏のインターンシップでもらったオファーにサインするという形で、MBA後の進路を決める。同僚も、違うオフィスにトランスファーを出したり、本国に帰る決意をしたり、着々とそれぞれ答えを出しているように、見える。

私はというと、とても中途半端なところでふわふわしている。帰るのもいいけど、それがしっくりきていない自分もいる。方や夏の米国インターンではきちんとオファーを頂き、なんなら以前の会社よりよっぽどよい給料で、ワークライフバランスも確保しながらアメリカにて働くことが可能だ。

時に、人は与えられすぎると、訳が分からなくなってしまう。自分にとって何が大切なのか、わからない。そもそもここに来て、行き当たりばったりのキャリアを積んできたような気がしてならない。完璧な仕事など、ない。充実している!と自分の仕事を語るひとも、「またまたー」と聞いている自分はなかなかひねくれていると思う。

周りがざわついているから、その声にいちいち動揺しがちである。流されずに、自分のしたいことをじっくり考えるにはどうしたら良いのか。。

2016年9月3日土曜日

七転び八起きならぬ転びすぎ

新しい学期が始まって、早くも2週間目が終わろうとしている。恐ろしい。いろいろ迷った結果、今学期はほどほどに頑張ることにしたものの、昨年果敢に挑戦した金融系の授業は取らないことにした。一応見学に入ったんやけど、明らかに私の求めるレベルを超えて投資家にでもなろうかという授業だったので、もういいかなと。


今学期は、アメリカに関する授業が多くなった気がする。中でも、Social movementという授業は結構面白くて、「どういう条件が揃えば、アパルトヘイト撤回みたいな大きな社会活動が起こるのか」ということに焦点を当てていろいろなケースを学習する。もちろんアメリカで起こった社会現象が中心になるので、事前知識が現地人より圧倒的に足りないんやけど、そこはなんとか頑張ってついていくことにしよう。学期終了までに次の一大ムーブメントが予測できるのが目標です。ほんまか

卒業後、気持ちはやや日本に帰る方に傾いている。やっぱり、根本的にアメリカに興味がない。もちろん、学習環境としては素晴らしいんだけど、市場としてアジアみたいにぐいぐい伸びていないし、そして意外にもなかなか共感しにくい社会問題が多い。人種差別、LGBTの権利、女性の社会進出・・どれも大事な話題だと思うし、個人としては解かれるべき課題だと思っている。そして、こう言った社会問題を考える上では、アメリカはとっても面白い国だとも思う。歴史的に苦しんだ人が多い国で、かつ同様に情熱を持って取り組んでいる人も同じくらい多い。

ただ、私自身が同じくらい情熱を持ってそれらを考えたりできるかというと、若干疑問。やはり20年以上日本に育つと、そういった意識は育ちにくいのかな。そして、周りがそれらに非常に盛り上がっているだけに、同じレベルで共感できない自分はやはりアウトサイダーだなと感じてしまう。例えば、上のようなことを言った時点で、こちらの人々に抹殺されるか、「なんでそう思うの?」と1セッション設けて詰問されそうである


ただ自分が盛り上がらない議論になぜみんなが盛り上がっているのか学ぶのは結構面白いと思うので、情熱的な人が多いことを十分利用してお勉強させてもらおう。後は、他人が自分をどう思うかで一喜一憂せず、「七転び八起き」精神で残り1年頑張る。多分、転びすぎるくらいで丁度いい