2015年12月20日日曜日

禅問答 2Dから3Dに。。。

早いもので、一学期が終わった。こんな調子で過ぎていくんだろうなあと、とんでもなく恐ろしいものを感じていたり。。一学期の後半はペースもつかめてきて(というか気の抜き方がわかってきて)、めっちゃ忙しい!死ぬ!というわけではなかったが、その分悩んだこともある。

すごい狭い世界にいたよな、ということに早々と気づき(というかいろんな意味でも洗礼を受け)、自分の立ち位置を考えたことも非常にいい学びだった。でも、10年20年考えた時に、この2年はどう位置付けなんやろう。まず、結局何がしたいねん、ということに悩みは尽きるかも。

仕事をしている時は、それなりに引いて将来のこととかやりたいことを考えてるつもりでいた。が、いざ仕事と切り離されて、全く毛色の違う人たちに会った後に、その視野の狭さに愕然とした。価値観は二転三転して、ジェットコースターに乗ってるみたいな車酔いを経験した。というか、している。吐きそう。

そこで結局何がしたいねん。ここに、本当の心構えでたどり着けただけでも価値があったと思っている。自分が何をしたいかわかっている気がしていたが、禅問答のような毎日を過ごすうちに混乱し始めた。「本当にそれしたいんか?」と自分に尋ね続けるのは結構しんどいけど、いやでもそういう経験をすることになる。そして、おえーってなってるときに、また180度違う価値観を横殴りでぶつけられるような毎日。。

MBAって意味あるん?みたいなことをいう人は結構いる。そして、その意見自体には違和感はない。別にMBAでなくても学べることはいっぱいあると思う。しかも、すべての人に与えられた機会じゃない。時間もかかるし、結構の確率で外国に行かなきゃいけないし、ストレスもあるし、何よりお金がかかる。でも、チャンスがある人に対しては、絶対行った方がいい、っていうと思う。機会費用とか、人生80年考えたらごみくずみたいやし、特に大変な仕事をしている人ほど、強制的に「引く」こと、しかも「引く」だけではなくて、横から殴ったり撫でたりしてくれる、みたいな機会は、間違いなく貴重やと思う。自分は2Dが3Dになるレベルで世界観が広がった。

ちなみに一学期頑張った自分にご褒美でこっちの友人とソルトレークシティに行ってきた。特に何もないところなので、なんでそんなとこいくんといろんな人にツッコミを受けたが、のんびりした田舎で面白かった。やっぱり、旅行は人を近づけるよね。

充電もしたことやし、新学期までにもうちょっと真剣に禅問答してみよう。まじ吐きそう。



2015年12月4日金曜日

サンクスギビング

アメリカ的サンクスギビングを体験した

実はサンクスギビング自体は初めてではなくて、カナダにいた時に日本人夫妻にお招きいただきそれっぽいものを体験したことがある。とは言うものの、サンクスギビングとはそもそもアメリカ由来のもので、本場でそれを体験するのは初めてである。

なんたってお祭り騒ぎだった。空気感は日本の正月に似ている。数日前からサンクスギビング用のご馳走材料が「どや」顔でスーパーに並び、ターキーの特設コーナーができ、帰省用の航空券は高騰し、学生はそわそわし始め、話題はほぼ「サンクスギビングなにすんの?」で始まる。前日にはスーパーに長蛇の列ができ、小さいメモを持ったお父さん達が大量のお使いをこなしていた(めっちゃかわいい)。


由来そもそもしらなかったけど、昔アメリカに移住したヨーロッパ人が食べ物に困っていたんだが、ネイティブアメリカンの人に助けてもらって一緒に食事会をしたのが始まりだとか。ターキーとかマッシュドポテトとかを食べるのは、その食事会ででた料理を真似してるらしい。なるほど


サンクスギビング当日は町中のお店はほぼ閉まり、ほんとに正月みたいだった。たくさんの人が家族と時間を過ごすか、仲のよい友達と過ごすのだとか。にしても、ここからクリスマスまで一ヶ月もないことを考えると、アメリカ人がここからホリデーモードに入るのはなんかわかる。以前仕事してた時に「なんでアメリカ人はサンクスギビングあと急激にレスが遅くなるのか。仕事しろよ」は永遠のテーマだったが、今になってなんか納得。