2016年1月20日水曜日

マルチタスキングと戦略的デリゲーション

MBAとはマルチタスキングであるという話。

マルチタスキングなど、聞くだけで若干あたまがずんずんするくらい、前職ではできるようになれと言われ続けていたなーと思い出す。MBAでこんな形で勉強することになるとは。。。MBAとはマルチタスキングスキルを鍛えるためにあるのかと思うほど、大から小まで様々なことが、ざざざーーーっと同時に走る。これがマルチタスキングなのだと気付いたのは結構最近だったけど。

ステークホルダーが違うということ、そこそこのFTEを取られるという意味で、今思い当たるだけで4つのチャンクを抱えてた。もちろん、これ以外にも細々とした色々に時間をとられてはいるんやけど

1. アジアカンファレンス企画運営
2. クラブ運営
3. ネットワーキング/インターンシップ
4. 授業/ グループプロジェクト

それぞれは、結構ちゃんとやろうと思ったらかなり労力を必要として、あと無駄にステークホルダーが多い。実際の時間の使い方では1・3が瞬間風速的にでかくて、2がじわじわ来ていて、4はコンスタントにそこそこ存在している。4. 授業にもっとちゃんと時間使えよ、と今自分に突っ込んでしまったが。。きちんと使ってます。それぞれの授業にグループプロジェクト・課題・試験があるから、4の中にはそこそこの大きさのサブカテゴリとして常に4-5こ走っている。


とか考えると、結構忙しいんよなあ。同時にいろんなものが爆発した時、たまに「今何するんやったっけか」となってしまうこともある。でもそこで良くも悪くも学んだのは、「信じて任せる勇気」だった。昔の自分は、任せた時にちゃんとうまく回るかどうかめちゃくちゃ心配して、すっげーハンズオンで、鬱陶しいくらいフォローアップして、しかも最後には結局引き取る(!)という今思うに自分から死にに行く上に人から嫌われるパターンの人だった気がする。最近はこれではどう考えても物理的に回らないので、どこに自分が出るのが必要で、どこまでコミュニケーションすれば80%の確率で転ばないで、どこまでのクオリティにすればとりあえず凌げるかを無意識に考えている気がする。といったことを急に「!』と思ったけど、それって結構大事やなと思ったから書き残しておくことにした。


実際は人は自分が思っているよりよっぽど優秀で、それぞれに強いところとか弱いところがあって、任せちゃっても結構うまくいく・・・っていうことを、本当の意味で理解し始めたのは結構最近かも。


もちろん、丸投げと戦略的デリゲーションは意味がちがうので、そこの見極めは責任を持ってやって、合意を得る必要があるのだけど。しかも、見積もりを誤って派手に転ぶこともやはりまだあるので、そこは勉強のしがいがあるかもな。












2016年1月17日日曜日

シアトルにて

シアトルにやってきた。モントリオール時代の親友が、結婚してシアトルに住んでいたので是非一度会いたいなーとか言ってたら実現してしまった。

シアトルっていい。日本と同じくらい安全で、歩いていても全然怖くならない。ご飯も安くて、アジア料理もいっぱいあるし、住んでも困らなさそうだなと思った。ものすごく雨が降ることを除いては。

にしても、やっぱり自分を違う環境において見るのはとってもいい。特に最近いろんなことが重なってうぎゃーってなっていたが、一歩引くと全然大したことじゃないことに気がつく。一人旅行で悟りを開いちゃうひとが多いのはなんだか納得がいく。「ながら考え」じゃなくて「考え」がちゃんとできるんやろうな。


例えばぼけーっと電車に乗っていて、突然将来に関してひらめいてしまう。「もしかして、そういうこと・・・?」みたいな、謎のアハ体験。以前よりもちょっと前に進めた気がする。うぎゃーってなってたことも、「まあ最悪転んでもここまでやな」みたいな「にやり」感覚が生まれた。

古い友達に会うのはいい。古くなっていた記憶をよっこらしょと持ち出してくる感覚で、わいきゃいいいながら話をするのは楽しくて、またどんだけ時間が経ったのかも感じることができる。

そういう友達が世界中にいるのはやっぱりええな。

スノーシューイングなる新しい遊びも教えていただいた。思ってたよりハードコアやったから、ジーンズで来たら鼻で笑われてスキーウェアを貸してくれた

2016年1月12日火曜日

新年の目標:とりあえず4月までは

そうして新学期が新年とともにはじまろうとしてる。いや、マジもう早すぎて気持ちがついていきません。

毎回今年の目標を立ててはいるものの、4月くらいにはきっと忘れている。ただ裏を返せば4月まではその効果が持続するということなので、懲りずにここに残しておこうと考えている。うむ日記ってそういうもんやろう


1.英語の本を毎月1冊以上完読する
これが思った以上に難しい。日本では週末だけで2冊くらい完読していた。自称速読の名人だったのに、こっちに来てからそれがさっぱり難しい。言語の壁はあると思う。日本語でできたざざーーーっと読むということができない。しかも、ざざーっと読めないとなんだかめんどくさくなって、読書からそもそも遠ざかった。思い返せば以前は読書は程よい現実逃避を与えてくれて、カフェなんかにこもって黙々と本を読むのが何よりのストレス発散方法だった(そして瞬きの数が減りすぎてカフェを去る時にはいつも目がめっちゃ乾いていた)。中国でストレスが溜まって辛かった時も、日本から5-6冊本を持って行って、ひたすらカフェにこもって読んでたっけ。。引っ越す時もいつの間にか本が家に数百冊溜まっていて、処分した時に思いも寄らず結構なお金になったよな。。ということで、アメリカでもこれを趣味・自己救済手段としてとして成立させるため、まずは速読力を身につけることにしよう

2.自分が心地よくない人と、最低一日ひとり話す
これも難しい。生来シャイな上に、忙しい、めんどくさいというこれも生来の怠け癖のせいで、あまり親しくない人と話すことに対する心の壁が厚い(こっち側の)。それって結構もったいなくて、めったに会えない人口集団の中に放り投げられているので、積極的にあちこちつんつんすべきである。グループの中にどかーんと入るのはやはり気がひけるので、まずは個々人にストーカのごとくアプローチすることにしよう。肝は「めげない」こと。ちゃんと「長く話す」こと。そんな調子なので、きっと邪険にされる時もあるし、こいつとは一生話さねえとなるほど嫌な奴な可能性もある。これは筋トレと一緒なので、自然に声がかけれるようになるまで、頑張ってみよう


3.怒りを顕にする回数を1/3に減らす
これに至ってはほぼ不可能な気がするが、4月くらいにどうせ忘れるなら志高く行こう。生来気性が激しく、かつ正義感(こっち定義の)が強いので、結構むきーーっとなってる時が多い。気がする。しかも「それって正しくないやろ!」という感情からくるストレス半端ない。「いやいや、完璧な人なんていないんやし、この人も頑張ってるんだよー」「こういう人が必要な組織だってあるんだよー」「怒っても誰得だよーまずはお前が大人になれよー」という横流しのかわし技術をもっと身につけて、かつかわしきれなかった怒りは少なくとも「表に出さない」という方法を習得しよう

繰り返すがおそらく4月には「目標なにそれ」になっている可能性が高いので、4月になったらもう一回見直してみよう。今年も頑張るぞ



2016年1月4日月曜日

マイアミでの新年

新年はマイアミの空港のレンタカーカウンターで、「オープンカーなんて絶対盗難に会うから嫌や!」と騒いでいるうちに迎えました。2015年は中国で半年過ごし、アメリカでほぼ半年過ごし、気がつけば日本には一ヶ月ちょっとしかいなかったような。自分にとっての優先順位が以前よりはっきりして、それでよいのだ、と確認できた一年でした。今年は、びびりの自分をほどほどにプッシュしながら、将来のことを真剣に考える年にします。

さてさて、マイアミやけども、南って言ってもアメリカやから、冬やったらそこそこ寒いかなーと思ったけど、全然夏。ジリジリ照りつける太陽に、程よい湿気で異常に快適。色々、ほんと色々ハプニングはあったけど、それも旅行の楽しみの一部と自分に言い聞かせる。

にしてもここはアメリカかと疑いたくなる。どちらかというと以前訪ねたインドネシアに雰囲気は近いかもなあ。しげるヤシの木に、かっ色の肌の人々、道に流れるトロピカルなあまーい香り。
物価もサンフランシスコほど高くないし、ここは外国(米国外)と言われてもそうかーとなってしまいそうや。


非日常感という意味では最高やけど、ただ住むとなったらちょっと厳しいかも。ゴキブリ大きそう