2015年11月11日水曜日

同窓会

「くやしいんでしょ」

と言われてはっとなった。確かに、そうなのかもしれない。

先日、たまたまサンフランシスコを訪れていた上司とご飯を食べる機会があった。彼自身もMBAを取得していて非常に理解があり、またMBAのための私の推薦書も書いてくれた。(ほんと感謝)


他に留学している同期も呼んで小さな同窓会となった。そんな中、各々MBAで感じていることをあれこれ話していて、いろいろとフラストレーションの話になった。「本当の自分はこうじゃない!ってくやしいでしょ」、と言われて、そうか、そういうことなのか。と思った。今までもやもや感じていたこれはなんなのだろうかと。そしてアメリカ育ちの彼でさえそんなこと感じたんやなあと。

みんなとワイワイ話している時に、あ。。これここで話したら面白いかも。。と一瞬頭をよぎってめんどくさいからやめた。となった瞬間。どうしたらいいんだー!とチームが混乱している時に、こうだよ!と説明したいけどどう考えても余計に場を混乱させている瞬間。これってどういう意味??と周りが議論している時に「あああー違うでーー>< こっちやでーー」と教えてあげたいけどぐっと息を飲む瞬間。自分はもっと気楽で、ユーモアがあって、できる人間なんだ!と叫びたくなってしまうような憤り。。。


決して自分が周りから比べてずば抜けて面白いとか頭がいいとかそういうことじゃない。本来の自分であるはずの部分からの「差分」が恐ろしいくらいの憤りを生んで「くやしい」と思ってしまう。なんだか割引された自分がしょうがなく私の前に立っていてその場をやり過ごしているような感覚。。そして、その憤りからdefensiveになったり、ちょっと言われたことに対して過剰に反応したりしてしまっている気がする。決して相手にそのつもりがなくても。

「実はゆかだけじゃなくて、周りも必死にもがいてるんだよ。皆自分が自分でないみたいな不甲斐なさを感じて、それでも必死に頑張るんだよ」と言われ、そうなのか。と思わず考えた。


アメリカの人がそれくらいもがいてるなら、私はその100倍しゃかりきもがかないといけない。もちろんアカデミックをするためにここにきたわけじゃないけど、このプロセスから学ぶことが多い気がする。本当の自分にどんどん近づくことができたら、もっと自信をもって前を向けるはずで、どこでも本当の自分になれるって、めっちゃすごいことじゃないんか。

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