2017年5月24日水曜日

技術の前進による人口爆発

バカは風邪をひかない・・・という仮説の裏を体を持って体現したかったのか、卒業式後三日ほどほぼ昨日不能になる程の風邪に見舞われた。固形物はほぼ喉を通らず、離乳食みたいな食事を続け、かつ家に閉じこもる日々。

卒業に関しては後ほど書くとして、引きこもっている最中に惨めなほど時間だけあったのと、熱にうなされていたために普段とは違うところに思考が流れていくのが面白かったので、記録しておこうと思った

ずばり、人口増加の話である(どーん)

特にこの話に詳しいわけではなくて、考え出したらまあ人間は滅びるよね、とふいに思った。ことの始まりはSt. Gallenのシンポジウムで、技術の前進により、ロボットが人間を置き換える、という話が盛んに話されていた。じゃあ、置き換えられた人間はどこにいくんだろう。。短期的には失職ということなんだけど、もうちょっとマクロかつ長期的に物事を見ると、ちょっとずつ人が足りないところに人が流れていくはずなんだな、と思う。それは介護とか、ヘルスケアとか、時代によってそれも少しずつ変わっていくかもしれないんだけど。

ただ、さらにこれをマクロにかつ長期的に見ると、技術の前進に伴ってそういった分野でさえどんどんロボットが置き換えていくに違いない。じゃあさらに行く場所を失った人間は、何をするんだろう。何かのパロディーで読んだ、「朝起きたら人間はランニングマシンで電気を起こす」ことくらいしかやることがなくなる日が来るんだろうか。


個人的に思うのは、人間は「前進」を非常に重んじる動物なので、おそらく地球上の解けていない課題にこういった余分なリソースが集まっていくのかもしれない。例えば、まだ治せていない病気、アフリカの貧困。。でも例えば人口の1/3の死因である癌が治るようになったら、人口爆発するんじゃないんだろうか。加速度的にこういう課題が解けていくにつれて、人口が増えに増えて、結局火星移住とか言い出す暇がないうちに、人間は飢えて殺し合って死ぬんじゃないかな、と思ったところで思考が止まった。

そう思った時に「前進」って何だろうと考える。人間の歴史は前進の歴史なのか。完璧な状態って一体なんだろう。人間が誰一人として飢えることなく、受け入れられて、安心して過ごせる状態が完璧な状態だろうか。でもそれってとても人間本位な完璧だなあと思う。例えば生物の多様性だったら、数百年前のほうがよっぽど豊かだったはずなんだ。例えばゲイマリッジを前進ととる人もいれば、後退ととる人もいる。何が完璧なのかは、それを定義する人によるとすれば、我々はそもそも何を目指して前進を追求するんだろう

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