2017年5月29日月曜日

風邪からみるアメリカの病院事情

風邪がなかなか治らないあたり、自分も年だなあと思う。かれこれ1週間くらい家に閉じこもっていて、過去ならば1日ぐっすり寝たら治っていたことを思うと、自分の老化を感じずにはいられない。


ただ、風邪を引いたことで非常に興味深い経験もした。アメリカの病院と薬局にかかったのである。アメリカの病院など使うか!!ヤブ医者め。などと思っていて、意地でも病院に行かない方針を取っていたんやけど、さすがに咳で寝れない日が5日ほど続いて、このままだと治るものも治らないと思ったので、しぶしぶ行くことにした。声が完全に潰れてしまったので、夫に電話で予約を取ってもらい、オークランドにあるクリニックに来院した。

1)事前の記入事項がやったら長い
日本だと、初診の場合、名前と住所、アレルギーや持病の有無、あと今回の来院の予定なんかを書くぐらいだろうか。こちらは、なんと5枚程度の紙にびっっっしりと記入事項があった。喫煙の有無や飲酒の量、運動の量、なんならセックスの頻度まで。。。風邪でなぜここまで書かなければならんのだ。ぺっと薬を出してもらって、家に帰って寝たい。と若干途中からイライラしてきた。かつ、「薬は自分の責任で飲みます」的な書類に何枚もサインをさせられた。さすが医療訴訟の多い国、アメリカ。


2)診療中の非効率
適当に上の紙を書いて受付に返すと、10分ほどで名前を呼ばれて、個室に通された。待っている間に、看護師さんが血圧や体温、体重と身長を測りに来た。その後、お医者さんが来たんだけど、なんとまた血圧測っているではないか。。。一瞬「え」となったが、なされるがままに測られる。異常ないですね、ってそうでしょう。さっきも看護師さんに同じこと言われましたよ。


3)麻薬入り?
夫の気遣いで、お医者さんは日本人の方だった。割と流暢な日本語を話されるので、日本の生活が長い方なのかなと思った。が、最後に、「この咳止め、麻薬入っているので」と言われ「は!?」となったが、劇薬の間違いでした。医療用語の日本語は結構拙い方のようで、きっとアメリカの生活が長いんだろうな

にしても、いつも無愛想なWalgreenのおばちゃんが、咳止めを受け取る時に盛大に咳をしている私をみて「早く良くなるように祈ってあげるからね〜」と言ってくれて、ちょっとほっこりした。



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